前回につづいてPIC32MX250のお話です。
前回はプログラムのビルドが終わりました。今度は実際に回路を作ってみましょう。
必要最低限の回路です。こんな感じです。
セラロックは8MHzを付けています。PIC32MXのオシレーターのブロック図は結構複雑になっていて、USBは8MHzを1/2プリスケーラを通して4MHzにした後、24倍PLLを通して96MHzにし、さらに1/2ポストスケーラを通して48MHzにしています。CPUのメインクロックは1/2プリスケーラで4MHzにした後PLLで15倍の60MHzにして供給しています。結構高速で動いてくれるんですね。
PICは3.3Vで動きますが、USBは5Vを供給してやる必要があります。そのため、5VのACアダプタを使って、USBには5V、PICにはレギュレーターを介して3.3Vを供給してやっています。Vbusは5Vトレラントですが(そうじゃなかったら困る)、PIC32MXのピンは5Vトレラントのピンがだいぶ限られているので、もっと実用的なアプリケーションを開発するときには注意する必要がありそうですね。
LEDは必要ないって言えば必要ないですが、LEDデバッグをするために用意しています。
実物はこんなかんじになっています。Cサイズのユニバーサル基板に適当に組み上げました。
プログラムでは、USBメモリーを挿すとLEDが点灯し、抜くと消灯するようにしてみました。USBメモリーを挿してLEDが点灯してから引っこ抜き、パソコンで中身を確認します。
見事にファイルが書き込まれていました。めでたしめでたし。
一番苦労したのはPICの配線ですかね(汗
USB周りのピン(Vbus、Vusb3v3など)をどうつなぐのかを回路図とかでパッと説明してるサイトがパッと出てこずに少し苦労しました。でも、もう回路図は上に載せておいたのですんなりと動かせるかと思います。
このデモプログラムにはタイムスタンプを書き込む機能が付いていないようで、上のように更新日時が空になっています。メモ帳では読めるみたいですが、TeraPadは受け付けてくれませんでしたね。この辺、改良の余地はありそうです。
USBメモリーがマイコンで使えるとなると、ロガーなどの用途には一気に使いやすくなりますよね。
その他、ENC28J60と組合せてHTTPサーバーとか作れるかも。
夢は広がりんぐです。
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