久しぶりにプログラム書いてたらライブラリの名前をすっかり忘れて探すのにだいぶ苦労したのでメモしておきます。
C#3.0で導入されたLINQも、少し痒いところに手が届かないことがあります。
例えばDistinctメソッドは基本的に要素本体でしか重複判定をすることができません。LINQならば、例えば以下のようなことしたいですよね。
var uniqueName = data.Distinct(p => p.Name);
何かのデータで同じ名前の重複を削除したいときはこう書きたいです。
実際には他のプロパティが違うデータでも同じ名前だったら1つを残して削除されちゃいますし、どれが削除されるのかは直感的にはわかりません。そういった不都合があってこのようなメソッドが作られなかったのかもしれませんが、でも実際問題使いたいことが結構あります。
他にも、例えばSelectManyメソッドは「配列の配列」をそのまま縦につなげて1つの配列にするのに便利ですが、その逆、すなわち配列をいくつかごとに分割して「配列の配列」にするメソッドはありません。
そんなもろもろの痒いところに手を届かせたライブラリは実はMicrosoft公式で存在します。
Nugetから入れれば、一発でDistinctメソッドにキー選択機能があるオーバーロードが追加されます。めでたしめでたし。ちなみに後者の「SelectManyの逆」はBufferメソッドです。
このライブラリはReactive Extensionsの一部です。まあ、LINQを配列のように「位置的に並んでいるもの」だけじゃなく「時系列的に並んでいるもの」にまで拡張させたのがReactive Extensionsですから、その流れでできた新しい便利な拡張メソッドをIEnumerable<T>用の拡張メソッドに逆輸入した形なのでしょう(たぶん)。
備忘録でブログに残しておいただけなので、今日はこれくらいで。
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